偶成 、加川 良。
何にも知らない お人好しのぼくは
友からいつの間に
裏切られていたのかも知らず
何にも知らない
お人好しのぼくは
恋人がいつの間に
心変わりしていたのかも知らず
いつも一人で 友情のことを思い
いつも一人で恋人との
将来を夢見ていたのでした。
何にも知らない お人好しのぼくが
事実を始めて知ったとき
何にも知らないほうが
しあわせだったのにと
教えた友を恨んだものです。
ぼくだって
知らず知らずのうちに
人の心を傷つけている。
何にも知らないほうが
いいときだってあるでしょう。
ヘタレ。 2019/11/25(Mon) 12:13 No.3524