カウンセラーに依存?

はじめまして。

この前はチャットに参加させていただきまして、
みなさまありがとうございました<(_ _`*)>
躁を出来るだけコントロールしようと努力したつもりですが、
迷惑をかけていましたら、ごめんなさい。

今日は、みなさまにお伺いしたいことがあって、トピックを立てさせてもらいました。

私は、今の心療内科に6年以上通っていて、ずっと同じカウンセラーに診てもらっています。
最初は本当に抑うつがひどい状態で、(また、時に躁状態で手のつけられない子供のようで)そんな私を、ヘレンケラーのサリバン先生のように根気強く診ていただきました。

近々、先生が他の病院に移ることになり、転院すべきか悩んでいます。
正直、まだ躁うつの感情コントロールが上手にいっていない部分も多く、もっと学びたいという気持ちが強いです。

ただ・・・カウンセラーの先生に依存しているような気がして、本当についていっていいのかな?と思うのです。

先生が好きで離れたくないというか・・・。

でも「いつかはカウンセリングという治療は終えなければならない」、というのはよくよく聞いて理解しているし、ずっと診てもらうことは不可能だと分かってるんですが、、

カウンセラーにこの気持ちも伝えて、転院すべきか考えた方がいいんでしょうか?

もしこの感情を伝えたら、「依存はよくないから、カウンセリングは終了しましょう」とばっさり切られるような気もして、悩んでいます。。

ゆめ 2012/02/22(Wed) 19:44 No.359
Re: カウンセラーに依存?   りさ
2012/02/23(Thu) 08:17 No.360
ゆめさん、

私は専門的知識がとても乏しい人間なので、とても個人的な意見になってしまいますが、

この病気になると、信頼して悩みの相談などをできる人が限られてきて、私も一時期、病気について定期的に話すのは医者とカウンスラーのみ、という状態が続いていました。これは、同病者であれば共感できる経験だと感じます。

とてもパーソナルなお話しもするし、理解を得にくい症状もあるので、それを理解し丁寧に話を聞いてくれるお医者さんやカウンセラーに出会ったら、それはすごい頼りにしちゃうし、つよい表現を使えば「依存的」な気持ちも抱くのも自然だなあ、と思います。

臨床心理学の専門用語で「転移」というものがあります。またまた個人的意見になりますが、ゆめさんの心境は、この言葉に当てはまる面があるかな、と予想します。もちろん病気としての転移、ってわけではなく、意味合いとして共通する面があるかと:

http://w-heart.net/justy/seven/01/" target='_blank'>http://w-heart.net/justy/seven/01/

■転移
<transference>
 
カウンセリングや心理療法をしていく中で、クライアントが無意識にカウンセラー・治療者に対して、親など過去に出会った人物に対して抱いたものと同様の感情や態度を示すときがある。
 
これを転移といい、陽性と陰性に分かれる。陽性転移の場合は信頼、感謝、尊敬、情愛などで、陰性転移の場合は敵意、不信、恨み、攻撃性などの感情である。
 
治療者は、これらの感情を分析することでクライアントの心の中核に迫っていき、治療に活かすことができる。
 
クライアントが自分の依存や不安に気づき、こうした転移を乗り越えたとき、治療者との信頼が深まりカウンセリングもスムーズに進む。
 
クライアントの転移感情は複雑で、甘えと恨みが裏表になっていたり、恋愛感情のあとに攻撃性を示したりなど、両方が現れ、陽性でも陰性でも、そうした感情が強く表れると、反対に治療者が巻き込まれてしまうことがある。
 
治療過程で、反対に治療者の側がクライアントに特殊な感情(恋愛感情など)を持つようになることを逆転移という。

-----------------------------------------------------------
 
「治療者は、これらの感情を分析することでクライアントの心の中核に迫っていき、治療に活かすことができる。 」
と書かれているところから見ると、カウンセラーに個人的な感情を抱くことにより、自分の内面をよりよく理解していただく機会となり、治療の中でメリットになることもあるのではないか、と感じます。

でも、逆にこのような意見もネットで見つけました:

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1125574396" target='_blank'>http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1125574396

しかし、このサイトでのやりとりは、主に「逆転転移」に着目しているものですし、なんだか内容も極端で。転移ってケースバイケースの問題ですし。

結果的に私の意見としては、厳密にビジネス的な関係よりちょっと個人的な感情を見せるのは、治療自体にメリットがあると自覚してそれを有効活用できるから完全否定しなくていい。でも、その感情が一線を越えないようコントロールしてなきゃいけないし、それができればカウンセラーさんを変える必要はないんじゃないか?という感じです。でも、病院自体変えなきゃいけないとなると、それは別問題として大変そうで、悩むところですね(汗)

ゆめさんは、いいお医者さんに恵まれていいなあ。私の主治医・カウンセラーは逆にちょっと他人行儀すぎて、もちょっとふみ込んで話してくれる人を捜し中です(^^;)

チャット、楽しかったです、またお話しできるといいです。ではでは。

-りさ
Re: カウンセラーに依存?   ゆめ
2012/02/23(Thu) 17:58 No.361
りささん

お返事ありがとうございます。
チャットの時も楽しい会話をありがとうございました^^

なるほど、転移というのですね。
専門的なことをよく知らなかったので、とても勉強になりました。色々と調べてくださって感謝しています。

気づきになったし、自分の気持ちにも整理がつきそうです。

りささんのいうとおり、個人的な感情があるからこその、治療の進みやすさというのも体験しているように思います。
カウンセラーに「成長したね」と褒めてもらいたくて、治療を頑張っているようなところもあるからです。

でもいつか、カウンセリングが必要なくなるくらい、自立しないといけないですね。
それが一番の恩返しだし、カウンセラーが最も望んでいることだと思うので。

ただ、それでも・・
「こんなにゆめさんが成長したんだと思うと嬉しくって。。泣いてしまったでしょうが」とカウンセラーが涙を流してくれたことだけは、ずっと忘れないでいようと思います。
お世話になった感謝と好意はこっそり胸に持ち続けたいと思います。

転院については、もうちょっと考えますね。
色々と教えてくださってどうもありがとうございました。

りささんにも、素敵なお医者さんとの出会いがありますように、心から願っていますね。
Re: カウンセラーに依存?   りさ
2012/02/23(Thu) 23:17 No.362
ゆめさん、

上の記事を読むと、ゆめさんはカウンセラーさんとの関係をとっても客観視できていると感じますし、厳密に「転移」なんて言い方は大げさだったかな、と今は思います。

カウンセラーさんと、本質的なところで思いやりをし合えて、それに加えてゆめさんはその深いおもいやりが極端にならないよう、コントロールし、客観視されているようで、

とてもバランスがとれている、治療上良い関係だな、と感じます。うらやましい限りです(笑)

「カウンセリングがなくなるくらい、自立しないといけない」それが一番の目標ですよね!でもその目標に達するまで、孤立して一人でうんうん悩むか、心を許せる人(あるいは人々)とともにその道を歩むか、大きな違いだと思います。

想像だけで色々言っちゃってエラそうですが(^^;)ゆめさんはとってもいい出会いをしたんじゃないかなあと感じます。それは私が言うまでもなく、ゆめさんが一番実感していることだと思いますが。

チャットでもそうでしたが、私のおたおたとした長文に丁寧に返事していただいて、ありがとうございます。

私のことも「心から願って」いただいて、ほんとありがたいです。実は、「ふん!カウンセラーなんて、主治医なんて、どうせ私のことなんてどうでもいいんだから、仕事以上に思いやりなんてないんだから」ってふてくされてきた私なので、なんだか新しい可能性に目が開いた気がします(^^)

とにかく、とても孤立しやすい反面、人並み以上に他人の思いやりと理解を必要とするのが躁鬱病者だと感じますので、「出会いと人間関係が一番の薬だな」と再確認できました。私にとって、それを今一番提供してくれているのは同病者だと思います。

では、では!

‐りさ
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