子を引き離された母親の想い

子供と離され母親たる私の娘が苦しんでおります。 どうか、先方の親や夫が異常であることを認識してもらい、子供と母親が一緒に暮らせるように力を貸してください。

東日本の震災報道を見るたびに、胸が痛くなります。そして、被災し、家財を失いながらも母子が抱き合っている姿を見ると、頑張れと声が出てしまいます。 しかし、それでもその母子が幸せに思えてなりません。 私の娘にはそれすら出来ないのです。仙台という地は、私にとっては鬼の住む地なのです。

私の娘は、女児を産み、5ヶ月して産後うつになり、入院しました。退院して、産後うつが治っても、母子が離され、離婚をさせられようとしております。病院を退院してからも、娘の夫の母(義母)が孫の可愛さのあまり、ご両親とホテルに勤める義姉の大勢で部屋に来て、子供を連れて行き、母たる娘に子供を返してくれません。娘の夫は、娘を無一文状態で部屋のキーを取り上げ、娘に自立しろと言って部屋から追い出しました。お産のために仕事を辞めた娘に対して、自立しろと言う状態です。そして、夫は自分の母親を思うばかりで、娘に離婚を迫っております。 娘は当然のことながら、子供と一緒にいさせてと懇願したのですが、夫は自分の母親の孫に対する心情を優先し、4年も連れ添った妻たる娘、母たる娘から子供から引き離すばかりです。やむなく、仙台の家裁に子供を母たる娘に引き渡して養育させてもらえるように調停をかけたのですが、強引に連れ去った状態であっても、今が問題無いとのことで、母親を無視する判断をされました。裁判所が母子を引き離す判断をするのです。判断の根拠となっている記述は間違いが多く、仙台という地場のためか夫側の一方的な主張のみが採用されている状態でした。それでも一端、記述したことは変えられないとのことのようで、判断されました。間違いだらけの調査をした人には、何の罪もないのでしょうか? これほどのいい加減な調査や内容で、娘の人生を左右させられるのです。この間も、娘は子供と引き裂かれた当初は、何度も死のうとしましたが、一歩手前で踏みとどまってくれました。そして、母と子が一緒に暮らせるように自立しようと必死の思いで働きに出て、冬の日も一日も休まず勤めました。夫からは、保険も取り上げられ、子供のためにと言われて母子手帳まで送るように言われ、身が切れる思いで子供のために母子手帳を渡しました。また、メンタルクリニックにも通い、主治医からは当初、『母子が離されているほどの強いストレスはない』と言って、娘の相談とカウンセリングを行ってくれました。そして、2ヶ月ほどで育児には全く問題はない、5ヶ月目では、完治の診断を受け、投薬もなくなりました。うつは完治しているのに、裁判所は一端うつになった母では心許ないと判断して、子供を娘に養育させないばかりか、会わせてもくれません。仙台という地場だから、そのような判断をされたのかとも思っております。

娘は、それでも当然、子供をあきらめることなど出来る訳がありません。そのため、子供と一緒に暮らせることを夢見て、経済力も身につけなければならないと、このような心情の中で専門大学を受験し合格しました。そして、今大学に通っています。それでも、仙台の裁判所は母子を引き離す判断をするのです。裁判とはこれほど非情なものであり、人間の心が通わないところかと思っております。また、人の上に立つ裁判所であるはずなのに、人の道に外れるような判断をするのかと不信感を持っております。

今、子供は仙台の夫の実家で、娘と引き裂かれ養育されています。娘の夫は郡山の病院に医師として泊り込みながら勤め、子供は託児所に預けたりしながら、夫の母親が子供を育てています。娘は夫の給料には到底届かないですが、子供を育てるだけの経済力を身に付けようと必死で勉強をしております。

今回の地震では、幸い海から離れた泉区の長命ヶ丘であったため、無事でした。

母親と離され、母親と接することなく育てられている子供が不憫でなりません。母親の愛情を受けることなく心身ともに健康に育つのか、心に傷を負うことはないのかと子供が可愛そうでなりません。娘も自分が育てられない辛さと、子供が母の愛情無く育てられていることや心が歪まないかと思う辛さで一杯であります。

何故に仙台では、母子を引き離してまで、自分達だけが幸せになろうとするのでしょうか? 人の道に外れたことも、仙台では許されるのでしょうか? 今回の地震と津波で必死に生きようとしている人達がおられる中で、このような非情な仕打ちをする人が仙台にはいるのです。 仙台の被災した方々に対してのお手伝いをしたいと思うのですが、なかなか出来ません。 どうか、母と子が一緒に居れるようにしてもらいたい。 仙台で、人としての道に外れるようなことはしないでください。 どうかお願いします。娘を殺さないでください。

高橋 百合子 2011/05/03(Tue) 17:23 No.220
Re: 子を引き離された母親の想い   りさ
2011/05/04(Wed) 02:07 No.221
高橋さん、初めまして、りさと申します。

私が見受けるかぎり、高橋さんも、高橋さんの娘さんも、私の想像以上のつらい経験をなさっていると思います。

私は躁うつ病者ですが、親には「結婚はかまわないが、病気が治るまで子供は産むな」と言われています。躁うつ病とは慢性病と呼ばれていて、私は親の条件をとても不条理のものと感じています。

このサイトが主催しているオフ会で、「子供を持つ精神障害者」についてお話したこともあり、私の結論としては、精神障害者の親だからこそ子供に教えられることもあり(偏見を超えた寛容性など)、障害者だからと言って親と子供の愛は変わらないということでした。私は病気のせいでなかなか社会への復帰を果たせず、将来家族を作ったとしても生活保護を覚悟していますが、生活保護や障害を担った親は子供をちゃんと育てられないということ自体、大きな偏見だと思います。

高橋さんの娘さんは、うつ病も完治したとのことですが、メンタルクリニックの先生がおっしゃるとおり、今の深刻な状態を耐え抜くと言うことは、とても大きな精神的負担になることには変わりないと思います。

それでも娘さんは自立を実現するために多大な努力をしており、それも大学や仕事を通じてすでに果たしている面も大きく、自立を目標としている私から見ると、尊敬の念でいっぱいです。

「娘も自分が育てられない辛さと、子供が母の愛情無く育てられていることや心が歪まないか」と高橋さんはお悩みのようですが、まず娘さんの心のあり様ですが、今すさまじい力と速さで病気の完治、そして自立を果たすところまで来れたのは、お子さんと一緒になるというモチベーションがあってのことだと思います。もちろん母と子が引き離されるなどという状況は、根本から不条理なものであり、あるべきでない状況だと思います。

娘さんの心にとって一番必要なのはこの不条理さを正すことだと思いますが、不条理さを耐え抜いている今の娘さんも、自立や病気の完治を目指す私から見て、とても輝いているように感じます。お子さんと再開したいという強い気持ちは、とても切実で、美しい心のあり様とも言えると思います。子供と一緒にいることを当たり前のように感じているお母さんよりも強く深い愛情、とまで言えるかもしれません。

お子さんの心のあり様についてですが、お母さん(高橋さんの娘さん)の強い愛情と、それを糧に貫いた血がにじむような努力について、いつかお子さんに伝われば、お子さんは今までお母さんが傍にいれなかったことについて理解してくれるであろうと私は想像します。お子さんも一旦はつらい気持ちを抱くことはさけられないかもしれませんが、その気持ちの責任を負うのは高橋さんの娘さんではなく、娘さんもお子さんをも取り巻く不条理な状況なのですから。それがいつかお子さんに伝わることを、私も祈っています。そうすれば娘さんの努力も、ちょっとづつでも報われると思うからです。

なんだか想像だけから色々と綴ってしまって、ごめんなさい。

高橋さんが経験しているつらさのすべてを理解しているとは私は到底言えませんが、精神障害を取り巻く偏見や不条理な状況については、自分なりに共感を抱いているつもりです。

お子さんを取り戻すための、実質的なアドバイスは、残念ながら私の知識からはあまり言えませんが、精神障害者の観点から高橋さんのお話を聞いて、心から共感と同情をできる面はあると思います。

あまり助けになれることを言えず、申し訳ないです。しかし、また胸の内を話す場所が必要であれば、ここにお書きいただければと思います。

よろしくおねがいします。

−りさ
Re: 子を引き離された母親の想い   りさ
2011/05/04(Wed) 02:07 No.221
高橋さん、初めまして、りさと申します。

私が見受けるかぎり、高橋さんも、高橋さんの娘さんも、私の想像以上のつらい経験をなさっていると思います。

私は躁うつ病者ですが、親には「結婚はかまわないが、病気が治るまで子供は産むな」と言われています。躁うつ病とは慢性病と呼ばれていて、私は親の条件をとても不条理のものと感じています。

このサイトが主催しているオフ会で、「子供を持つ精神障害者」についてお話したこともあり、私の結論としては、精神障害者の親だからこそ子供に教えられることもあり(偏見を超えた寛容性など)、障害者だからと言って親と子供の愛は変わらないということでした。私は病気のせいでなかなか社会への復帰を果たせず、将来家族を作ったとしても生活保護を覚悟していますが、生活保護や障害を担った親は子供をちゃんと育てられないということ自体、大きな偏見だと思います。

高橋さんの娘さんは、うつ病も完治したとのことですが、メンタルクリニックの先生がおっしゃるとおり、今の深刻な状態を耐え抜くと言うことは、とても大きな精神的負担になることには変わりないと思います。

それでも娘さんは自立を実現するために多大な努力をしており、それも大学や仕事を通じてすでに果たしている面も大きく、自立を目標としている私から見ると、尊敬の念でいっぱいです。

「娘も自分が育てられない辛さと、子供が母の愛情無く育てられていることや心が歪まないか」と高橋さんはお悩みのようですが、まず娘さんの心のあり様ですが、今すさまじい力と速さで病気の完治、そして自立を果たすところまで来れたのは、お子さんと一緒になるというモチベーションがあってのことだと思います。もちろん母と子が引き離されるなどという状況は、根本から不条理なものであり、あるべきでない状況だと思います。

娘さんの心にとって一番必要なのはこの不条理さを正すことだと思いますが、不条理さを耐え抜いている今の娘さんも、自立や病気の完治を目指す私から見て、とても輝いているように感じます。お子さんと再開したいという強い気持ちは、とても切実で、美しい心のあり様とも言えると思います。子供と一緒にいることを当たり前のように感じているお母さんよりも強く深い愛情、とまで言えるかもしれません。

お子さんの心のあり様についてですが、お母さん(高橋さんの娘さん)の強い愛情と、それを糧に貫いた血がにじむような努力について、いつかお子さんに伝われば、お子さんは今までお母さんが傍にいれなかったことについて理解してくれるであろうと私は想像します。お子さんも一旦はつらい気持ちを抱くことはさけられないかもしれませんが、その気持ちの責任を負うのは高橋さんの娘さんではなく、娘さんもお子さんをも取り巻く不条理な状況なのですから。それがいつかお子さんに伝わることを、私も祈っています。そうすれば娘さんの努力も、ちょっとづつでも報われると思うからです。

なんだか想像だけから色々と綴ってしまって、ごめんなさい。

高橋さんが経験しているつらさのすべてを理解しているとは私は到底言えませんが、精神障害を取り巻く偏見や不条理な状況については、自分なりに共感を抱いているつもりです。

お子さんを取り戻すための、実質的なアドバイスは、残念ながら私の知識からはあまり言えませんが、精神障害者の観点から高橋さんのお話を聞いて、心から共感と同情をできる面はあると思います。

あまり助けになれることを言えず、申し訳ないです。しかし、また胸の内を話す場所が必要であれば、ここにお書きいただければと思います。

よろしくおねがいします。

−りさ
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